業務内容
【職務概要】
新型車向けに搭載するブレーキシステムの制動性能開発.具体的には,ユニット特性・仕様の検討,設計およびサプライヤと協力した開発の主導.また,車両性能とユニット性能の実研評価では,サプライヤや社内の担当と連携し,様々な開発課題を解決し,納期と品質を守り,目標達成した製品を市場に届ける
<変更の範囲>将来的に会社の定める全ての業務に配置転換の可能性あり
【職務詳細】
・実験評価・開発計画の立案と実施
・「走る歓び」を実現する提供価値の探求
・理想の車両運動性能を実現するブレーキシステムハード領域への機能配分
・計測解析・分析技術,ユニット評価技術,CAE技術に関する開発計画の立案と実施
・市場におけるお客様の使用実態の分析,および,試験標準や開発プロセス整備
■最初にお任せする業務内容は下記を想定しております。
・理想の車両運動性能を実現するブレーキシステムハード領域への機能配分
【部門ミッション】
マツダ独自の提供価値である”走る歓び”を追求するために、曲がる、止まる領域で喜び・安心・安全の実現を担う部門です。操安性能開発部は開発の企画から開発完了,および,市場のお客様に製品をお届けした後の品質まで,全てに対して責務を持ちます。特に我々,第1車両運動機能開発Grは,新型車や、EVの他マニュアル車含めたブレーキシステムの制動性能の開発を担当し、全車の制動性能に関するハード系領域の開発責任を担っています。
【マツダの想い】
多くの人へ快適なカーライフを提供したい。
マツダが重要と考えているのは、『人とクルマが一体となったかのように、手足の延長線にクルマを感じ、意のままに操ること』です。
ハンドルを切ると素直にクルマが反応し、ブレーキを踏むと穏やかにクルマが止まる。自分だけでなく一緒に乗る人にも快適なカーライフを提供できると考えているからです。
そのために、ひとを中心に考えたクルマづくりを愚直に継続しており、その中で培った技術がマツダの強み/魅力です。
【マツダならではのブレーキのこだわり】
~ブレーキを焦点に充てたときの拘り~
「首からがっくんとしない」
止まりたいと思うところに対して、力と距離感が合うように開発をしており、踏む力に対して減速Gがリニアになるようにコントロールしています。ブレーキのフィーリング部分にも非常にこだわっています。
マツダが考える"止まる"とは、頭が揺れず身体のバランスが取りやすい制動が出来ることです。人は無意識のうちに頭の位置を安定させるために身体のバランスを取ろうとしています。止まる際、唐突な減速Gにより頭が前方に引っ張られる様な力がかかり、意識的に頭を安定させないといけない状態だと、余計な力を使い疲れてしまったり、同乗者の方は不安を覚えます。
マツダは、ブレーキペダルの踏み応えと減速Gを一致させることで、頭が揺れず、乗員誰もが安心且つ快適に止まれるブレーキを追求しています。
【仕事の魅力】
・実研と設計が協力し合いながら開発をし,かつ,サプライヤさんとの協業の中で,ユニットや実車での仮説&検証,検証結果からの新型車開発への反映と一連の制動性能開発プロセスを部門内外で連携しながら進めています。チームで一丸となって開発することで, 開発完了した時は歓びを多くの関係者と共有できます。
・新型車開発では企画/目標設定から機能配分,図面化,モノづくりの量産開発まで一貫してGr・チーム一体となった開発体制が整っており,自動車業界に限らず部品メーカーなどで培った知見を活かすことができます。
・制動性能の提供価値をお客様へ伝えたり, 我々が開発した製品にお客様がご乗車する場(例:ファンフェスタ)に立ち会うことができます。 お客様の楽しそうな姿を見ることで, やりがいを感じることができます。
【募集背景】
当社は,人間中心に「走る歓び」を追求する開発を進めています。操安性能開発部はそれらの実現に大きな責務を持つ部門であり,走るだけではなく,その歓びを支える安心・安全の実現も担っています。特に我々,第1車両運動機能開発Grは,この安心・安全の基幹となる制動性能において,重責と誇りを持っています。
近年,電動化や高度制御対応だけでなく,ユーロ7などの新たな環境規制にも対応していかなければなりません。更に, 電動化ならではの理想の車両運動性能を実現する必要があります。そのため,現在開発中の新型車向けに搭載するブレーキシステムの制動性能について,一緒に様々な課題を解決しながら,製品・性能目標達成を実現する仲間を募集します。