業務内容
【当事業部の役割】
「SUBARU Lab」は、SUBARUの車のあらゆる道路での安全性を高めていく事を目的に、
2020年12月に新たに渋谷の地にオープンしました。
SUBARUのコアテクノロジーであるアイサイトのステレオカメラの画像認識に、
AIをはじめとした最先端技術を融合していく事で新たな技術革新を生み出していきます。
新しい技術を世の中に役立てたいといった方、技術を進化させることに喜びを感じられるような方に、チームに加わっていただけることを期待しております。
【事業部のビジョン】
リアルワールドの視点でクルマをつくり「2030年死亡交通事故ゼロ※」を目指し、
新時代でも安心と愉しさで選ばれる存在となることを目指しております。
※SUBARU車乗車中の死亡交通事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車等の死亡交通事故ゼロを目指す。
【職務内容】
自動運転では、カメラ、Lidar、Radar、HDmap、など様々な、センサから得られた情報を統合し、制御を行います。
その中で、地図やカメラから得られた情報によって、車両が走るべき基本的な経路を生成しますが、実際には、障害物となる歩行者、自転車、車などがあり、それらを回避する必要があります。
また、加減速に関しても、制限速度に合わせて走るだけでなく、周辺の交通状況から、さらに減速して走行することが望ましい場合もたくさんあります。そういった中で、各種リアルワールドの環境をセンシングしたデータから、スバルの自動運転、ADASシステムが走るべき経路を生成する開発になります。
【使用するツール】
開発ツール: CARLA, Matlab、Visual Studio, Jupyter Lab
プログラミング言語: Python, C++, C
ライブラリ: OpenCV, NumPy, Pandas
OS: Linux, Windows
管理ツール: Git, GitBucket, Redmine
【身に着けることが出来るスキル】
SUBARUは完成車メーカーであるため、机上での研究だけではなく、
実際に車両でAIを動かして実験するなど、直接商品をお届けするエンドユーザーを意識した開発を行っています。
ステレオカメラの認識と、高精度地図など、各種センサーをSUBARU Labが所有する試験車両に取り付け、私たちが開発した認識、経路、制御ソフトを実装し、挙動の確認をします。
机上のシミュレーションだけでなく、自ら作ったロジックで実車を動かし、実際に実現した車両の制御挙動を商品化に向けて提案していきます。
これを極少数のメンバーで、目指すべき車両挙動や開発目標から、その手段まで、自由闊達に議論し、トライ&エラーを繰り返し開発していきます。企画、設計、実験、机上検討、というような枠組みに一切とらわれることなく幅広く自動運転車両開発に携わることで、最新のAI技術や、制御技術を実機で動かすスキルを身に着けることが出来ると考えております。
【働く環境について】
研究に必要な物は基本的に自由に利用できます。
ハイスペックデスクトップ環境(例:GeForce RTX 4080搭載PC、5Kモニタ)
オンプレミス計算環境(例:NVIDIA A100搭載マルチGPUサーバーなど)
自動運転用の試験車両および、シミュレーション環境、
海外主要学会への発表/聴講、海外サプライヤやメーカとの協議、
世界中の環境での評価など、グローバルに活躍する機会があります。
そのほかにも「SUBARU Lab」はエンジニアの方が集中してアウトプットを高められるよう、
エンジニアファーストの環境を目指し続けています。
【当事業部に関する説明動画】
https://www.rs-information.com/subaru-move?utm_source-ats&utm_medium-js
【SUBARU Labが手掛ける研究テーマ】
https://techplay.jp/video/146