業務内容
【募集の背景】
Hondaは、この地球上で人々が持続的に生活していくため、「環境負荷ゼロ」の循環型社会の実現をめざし、これまでの「Triple ZERO」を超えた、より高い取り組み目標を掲げます。「カーボンニュートラル」「クリーンエネルギー」「リソースサーキュレーション」、 こ の3つを1つのコンセプトにまとめた「Triple Action to ZERO」を中心にして、取り組みます。この取り組みによって、可能な限り地球資源の消費を抑制し、環境への負荷のない社会を目指す中で先進的な領域に挑戦する仲間を募集しています。
そのような中で、カーボンニュートラルを実現するため、リチウムイオン電池、燃料電池、半導体などの材料性能向上と低コスト化を目指していきます。今回は需要拡大と技術革新が期待されるこれら新技術の領域で世の中にない高付加価値の製品を生み出すため、材料研究センター全体におけるマテリアルズインフォマティクス活用戦略の立案や新規材料開発の中核を担っていただく仲間の募集です。
【具体的には】
これまでのご経験/スキル/専門性に併せて詳細業務は決定します。
カーボンニュートラルの実現に向けたHondaの次世代電池、半導体開発に向けた
・マテリアルズインフォマティクス活用を目的とした 『データプラットフォーム構築』
・マテリアルズインフォマティクス(計算科学+データ科学を活用した『新規材料の創出』
例)次世代新奇電池材料やDAC吸着材の理論設計など
自身が、『マテリアルズインフォマティクスの専門家』 として、他の材料領域(燃料電池・半導体など)の開発プロジェクトに参加し、マテリアルズインフォマティクスを活用した新規材料探索や仕様最適化などを推進していただきます。
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【開発環境・使用ツール】
・計算科学:Gaussian,VASP, Quantum Espresso, LAMMPSなど
・データ科学:Python (Scikit-learn , Optuna, TensorFlow, PyTorch, ASEなど)
【材料研究センターとは】
Hondaの夢見る「自由な移動の喜び」を創造し、あらゆる可能性を拡張していくモビリティの実現に向け、事業分野の枠組みを超えて「革新的な材料技術」の創出を目的に、2023年4月設立されました。「循環型・環境対応型材料」、「製造プロセス」、また、デジタル技術を用いた「LCA(ライフサイクルアセスメント)」と「革新材料設計」などの研究開発を行っています。
中でも、材料そのものの開発にマテリアルズインフォマティクスを活用するだけでなく、その先の製品適用やプロセス適用におけるシミュレーションまで広く携わっていただきます。最新技術を活用して、自身が開発した革新的な材料を世に出すことに携わっていただける環境です。
【魅力・やりがい】
HondaはTriple Action to ZEROの長期目標を掲げ、さまざまな新領域へチャレンジを開始しております。そんな中でも本ポジションでは、材料研究センターにおける全ての材料開発に対して、MI適用を推進していくことができ、幅広い材料に携われるとともに、開発現場の変革をリードすることができます。
また、材料開発にとどまらず、最終製品を持つHondaだからこそ、製品・ユーザーを踏まえた開発にチャレンジができる環境です。
※Hondaのリソースサーキュレーションへの取り組み
https://global.honda/jp/environment/resource_circulation/